ここ最近のシステム障害の頻発により、M銀行の会長が辞任された。
でも会長辞任だけでは根本的に問題解決にはならないのではないか。
そもそもM銀行のシステムは複数のベンダーが関与し、
システムを構築している。
それがつぎはぎ状態となり、障害が多発する要因となっている。
障害発生時の障害対応体制もよくない。
フリーランスエンジニアとして銀行のシステムにも何度か関与したことが
あるが、M銀行システムの案件に至っては毎回断っていました。
出来もしないお客様からの要望を全て鵜吞みにし、何でも取り入れて
新規開発を担っているベンダーに私が長年培ってきた技術で手を貸すつもりはなかった為だ
結局その方針が根底から覆させられる結果となり、障害対応もままならないまま
今回のシステム障害という大きなニュースで幕を閉じてしまったのだ。
事実金融庁から御用達の合った文章にはM銀行の杜撰な管理が浮き彫りとなっている
(1)システムに係るリスクと専門性の軽視
(2)IT現場の実態軽視
(3)顧客影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視
(4)言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢
上記の問題点を改善すると考えるならば
我々フリーランスエンジニアの観点から考えるとすれば、
先ずは当銀行に関与している複数のベンダーを全て引き払い
一つのベンダーに絞り、システムを頭から構築しなおす。
これがM銀行の信頼回復につながると思います。
また発生する障害を想定してシステムテストを繰り返し何度も行う。
障害が発生した際の対応方法については万全の準備をしておく事等の措置を取る。
最低この対応はすべきだと思います。
M銀行が早く国民から信頼される銀行に生まれ変わる事を期待しています。